大型乾燥機による焼き付け結晶塗装
結晶塗装は塗膜のチジミ部分が放熱効果がありチヂミ部分が粗いほど放熱性があります。
塗膜が容積を増やし空冷エンジンのシリンダーやヘッドに付いているフィンの役割をします。

当然、塗装前はブラストなどでしっかり足付けします

色の種類は赤/青/黄/緑/黒の5色調色用で白も用意されていてピンクでも可能です。今回はカーベック製ブラック結晶ペイントを使用、専用シンナーを混ぜてエアーガンに入れて塗る。

塗る前に予熱をして満遍なく塗装する。塗膜がムラになるとチヂミもムラになるので慎重に塗装する

塗り上がりは艶が有りつるつるに仕上がります

塗って1時間後 120℃で20分ぐらい乾燥させます

乾燥後はまだ塗膜は柔らかいが艶もチヂミもいい感じ

チヂミ具合が若干粗いのですが満遍なくチヂレています

クボミ部分は塗料が溜りやすいのでどうしても若干チヂミにムラがでますが許容範囲でしょう…

シリンダーヘッド焼付け前

焼き付け後、フィンのスリット部分は足付けしてないのでチヂミが凄く粗いが硬化後に剥すので問題ないでしょう…

ちなみに、実験で空き缶に塗装して1日置いて乾燥させました…

時間を置いて乾燥機で焼くとやはりチヂミが細かくこれはこれでいい感じに仕上りました

2日ぐらいで完全硬化、簡単には剥げそうにはありません

硬化後マスキング等を剥して仕上げする

フィンのスリット部分は足付けせず、磨いて塗装したので比較的剥がれやすく、スクレイパー等で傷付けないように剥がします

塗膜が硬いのでフィンの角もボソボソに成りずらく、綺麗なスリット仕上げが出来ました


結晶塗装は腐食したガタガタ部分も目立たず旧車のレストアにも最適でハーレーのエンジンはWrinkle Paintされていて新車並みの仕上がりが可能となりました。
空冷エンジンには放熱効果が有り、ペイント無しのエンジンとペイントされているエンジンでは、放熱効果が全然違います。特に排気量アップなどチューニングされたエンジンにはお勧めです。







































